« 12月4日 | トップページ | 2k540 »

2010年12月 6日 (月)

結婚指輪

友人からの依頼で作った、大変興味深い素材「木目金」

木目金というのは、何層にも複数の種類の金属を、ミルフィーユみたいに重ねて、地金の塊を作り、それに穴や凹みをつけたり、伸ばしたりねじったりするうちに金属の色の違いから木目のような模様が生じるという、江戸時代に出来たとされる金属加工技術のことです。一般的には銀と銅などのはっきり色の違う金属を使います。

しかーし今回はどちらも銀系色のプラチナと銀。職人でも言われなくちゃ分からないと思います。

目下高騰中の高価なプラチナ、貴重なレアメタルを無駄にはできないので入念に計算。

Dsc01005r

何層重ねたらいい具合の模様が出来、且つ無駄が少ないのか・・ここが一番の勝負と言っても過言じゃない。重ねた後に伸ばしたりする事も考えなくちゃいけません。

 

計算した長さ、厚みになるようにローラーで伸ばす。

Dsc01003r

伸ばす
 

Dsc01004r

014r

見分けつかないので、間違えて重ねないように注意しながら一枚ずつ重ねてロー付

Dsc01007r

見た目分からないですが、何枚か重なったところ。

 

この後、ドリルやリューターで削り凹凸をつけたりしながらリングの太さまでまた伸ばす。どんな模様が出るのか、ドキドキ。 (興奮して写真を撮ることは忘れる。)

 

 

そして形成。

Dsc01009r

 

 

 

 

 

 

 

 

シルバーはプラチナに比べて削れ易いので、わざと荒い研磨材で磨きをかけ、プラチナとの段差を生じさせると、年月の経った木材のような表情に。硫黄成分の液体に漬けて銀を硫化させ、また軽く磨くと、溝の部分だけ硫化銀が残り、渋い風合いに。

Dsc052751r

 

 

この素材は同じ方法、材量、分量で作ろうと、その模様は絶対に同じものは作れません。絶対にオンリーワン。

 

これから生活していくうちに自然と磨耗して、その表情もまた変わっていくと思います。

結婚指輪にオンリーワンでありジーパンや、ヌメ革のようにだんだんと使う人に沿った変化をしていくであろうこの素材を選んだ彼が、長い年月を共に過ごして行きましょうというメッセージを込めているような気がして勝手に感動してしまいました。

 

そしてそんな友人の披露パーティーに行ってきた。二人の人柄いいからかおもろい人いっぱいで笑いすぎて喉ガラガラ。あ~楽しかった。

 

写真、まともなのなかったので、誰かください。

 

 

|

« 12月4日 | トップページ | 2k540 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

ジュエリー」カテゴリの記事

オーダー」カテゴリの記事

コメント

おーそういう素材だったのか・・
このブログを見て改めて彼らしさが伝わり
私も感動
私も喉がらがらだったよ。いまもおっさん状態。
かなり酔っていたようで、必死で家にたどり着いたよ。

写真私もまともなのが無いけど
おくろうか?

投稿: てらたか | 2010年12月 7日 (火) 09時52分

初めてお邪魔します
ミホです。
素敵なページにうっとりだよ~

むむ…
全く分からない世界なので
非常に興味深々な感じだよ

これからもUPされるのを
楽しみにしてるねっ

じっくり、リングを見せて
貰わなかったので
次回、お願いしちゃおう~

投稿: Tiny MIHO | 2010年12月 7日 (火) 23時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 結婚指輪:

« 12月4日 | トップページ | 2k540 »